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春のアレルギー対策 2/3

つらいアレルギー症状を今すぐストップさせるには…前へ2 / 3次へ

アレルギー症状を根本的に治癒するには、抵抗力・免疫力をアップすることが大事とはいえ、現状のつらい症状に悩まされている人は、今すぐにでも何とかしたいと思っているのも事実です。
そこで、花粉症などのアレルギー症状をやわらげるためのグッズや薬、治療法にフォーカスしてみました。

アレルギー症状をやわらげるためのグッズや薬。使用する上での注意点とは?

アレルギーになってしまった場合、マスクや薬などに頼るのが一般的です。ここでは、誰もが当たり前のように使っているグッズや薬の正しい使用方法と、その裏に潜むリスクについてご紹介いたします。

マスク マスク マスクを付けることによって、空気中にある花粉の90~95%を防ぐことが可能です。また、マスクを湿らせて使用することで、さらに花粉を遮断することができ高い効果を発揮します。
アロマテラピー アロマテラピー アロマテラピーには、自律神経や免疫システムの向上を促す作用があります。とくにユーカリやペパーミントは鼻づまりを抑える働きがあり、花粉症の人にはおすすめです。ただし、即効性という意味では個人差があるということを覚えておいてください。
西洋薬 西洋薬 カプセルや錠剤などの西洋薬を服用する際に気を付けてもらいたいのが、過度の摂取です。頻繁に服用することで、薬に対する免疫力がついてしまい、効き目が弱まってしまいます。また、副作用で眠気が出てきたり、身体にむくみができることもあります。あくまで一時的な対策として使用したほうが良いでしょう。
漢方薬 『漢方薬=副作用がない』というイメージを持っている方が多いのですが、それは間違いです。漢方薬も正しく服用しないと西洋薬と同様、副作用が出ることもあります。専門のお医者様に相談されてから飲みはじめるようにしてください。
効く?効かない? 各種アレルギー治療法とは?

こうしたグッズや薬以外にも、病院や民間の治療院等でもさまざまなアレルギー症状に対する治療を受けることができます。しかし、これにも注意が必要です。それぞれの特性をよく理解し、自分に合った治療法を見つけてください。

鍼 一時的にくしゃみや鼻づまりなどの症状を抑えることもできますが、基本的に鍼治療の目的は体質改善であるということを覚えておいてください。また、鍼を打つ人によってその効果 には差があります。2、3回治療を受けて効果が表れない場合は、別の先生にやってもらったほうが良いでしょう。
お灸 お灸 お灸というと、肩こりや腰痛のためというイメージがありますが、鼻粘膜の炎症を抑えることもできます。鼻の通りが悪く、薬などで効果が得られない人は、一度試してみる価値はあると思います。
減感作療法 減感作療法 減感作療法とは、体内にアレルギーの元となるアレルゲンを注射して免疫力を高めていく治療法です。最近、新聞などで話題となっており、すぐに効き目があると勘違いをしている方もいるかもしれませんが、通院を2年~5年続けてやっと効果が出るものだということを覚えておいてください。
手術 花粉症に対する手術は、どれも入院の必要のない比較的簡単な手術となります。しかし、やはり身体に傷つけるということになりますから、本人がよほど希望しない限りは、私個人としてはおすすめしません。

落合先生からの一言アドバイス

「どんな対処方法を試す場合も、まずは主治医に相談をしてみること!」

アレルギー症状で悩んでいる方々は、「アレルギーに効く」と言われれば、どんなものでも試してみたくなるものです。しかし、中には、体質的に合わない薬や高いだけで効果の得られないグッズなども多く存在するから注意が必要。落合先生の言葉のように、まずは主治医や専門医に相談するのが得策といえそうです。

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