見る・知る 鍼灸治療

治療の流れ

治療の内容を、一例として流れを追ってご紹介します。
皆さま個人個人の症状にあわせて重点的に治療する箇所を定めますが、
「全身治療」の場合の主な流れとしてご参考になさってください。

写真 はじめに

このWEBサイトを手掛けているデザイナー 堀江 礼さんに
治療を受けていただきました。

問診 & 脈診

問診&脈診

カルテに記入していただいた後、脈診をします。
脈診では患者さんの自覚症状を伺い体の状態を診て判断し、部分治療か全身治療かを決めて治療を進めていきます。
「全身治療での鍼を打つ目的は、血液やリンパの流れが停滞している部分に鍼の刺激で収縮させて、その後、緩ませる。結果的に心臓に戻ってきた血液が五臓六腑にまんべんなく流れ込み、全身に酸素や栄養素が行き渡るようになります」と院長の落合先生。

治療スタート

治療スタート

鍼は使い捨てなので感染などの心配はありません。
最初の全身治療では頭、お腹、足に打ちます。鍼を打つ時の痛みはありませんが、ツボにくる鈍痛は個人差で感じられます。まず初めに頭に鍼を打ちます。ここは自律神経を調節する百会(ひゃくえ)というツボです。
「あれ?頭に打ったのですか? 全然分らなかった。お腹はちょっと…鍼の痛みというよりズーンと響く感じですね。脚はジンジンとしびれる感じ。不思議な感覚です。」

全身治療

全身治療

お腹は体力をつけ足のツボは免疫機能を高めるツボです。
鍼を打つことによって流れが停滞している場所に“波”を起こします。筋肉を鍼刺激で収縮させ、緩ませます。結果的に心臓に戻ってきた血液が五臓六腑にまんべんなく流れ込み、全身に酸素や栄養が行き渡るようになります。

気功点穴

気功点穴

鍼を打っている状態で首や肩をほぐすマッサージを行います。
鍼とマッサージを同時に行うことで気血の流れを良くして溜まった疲労物質を流しコリや疲れを解消します。
「鍼とマッサージのダブルでとても効いている感じ! 日頃、体に無理をかけていたんだなぁ…と実感…。」

お灸

お灸

次にお灸で体を温めます。
お灸は棒灸と温灸器の2種類あります。患者さんの症状に合わせて使い分けています。どちらも直接皮膚に触れないので火傷をすることはなく体全体が温まります。 「肌に触れていないのに、とっても・ポッカポカ!」

整体

鍼を抜いて背中から腰にかけてほぐしていきます。
普段パソコンを見ている時間が長いせいか、背中から腰にかけてかなり張ってしまっているようです。睡眠の妨げにもなるのでしっかりほぐしていきましょう。
堀江さん、治療前の緊張はどこへやら…すっかり脱力してすべてを委ねている感じです。
「ここまで芯から“からだ”をケアしてもらうのは、初めてかも知れないなぁ…」

うつ伏せの鍼

最後に背中と腰に鍼を打ちます。
背中の鍼はリラックス効果を高める効果のために打ちますので、強く響くことはありません。
息をゆっくり吐き出しながら、体全体の力を抜いていただくことによって、最後にしっかり体を休ませることができます。
「辛くて気になっていたコリが解消され、気分もスッキリしました☆」

治療終了

治療終了

治療の後は、待合室で温かい梅醤番茶(梅と生姜の番茶割り)をお出ししています。梅醤番茶は胃腸の働きを助け、体を温める効果があります。

鍼を初めて受ける方は、治療後体がだるくなる場合もありますが、これは体内の流れが良くなったという好転現象ですので、心配なさらないでください。

当日はお風呂にゆっくり浸かってお休みになると、翌日体が軽くなっていることが実感できると思います。

治療を終えての感想

“治療”といえば、“強制的に修正し、心身にも負担のかかるもの”というイメージが強かったです。 あさひ鍼灸治療院さんの治療を通して、“本来の状態に戻し・自己治癒能力を引き出す”というコンセプトの治療を知り・実感し、 「まさにこれが理想の治療だ!」と感じました。 あさひ鍼灸治療院の治療、力強いサポートは、今ではあらゆる知人に勧めています。 病院に通えど良くならならなかった神経痛が治ったり、汗をかかない体質がしっかりと汗をかくようになったり、階段を登る足取りが軽くなったと実感したり… 勧めた知人から、たくさんの報告をもらっています。 効果の実感ももちろんですが、からだの声にいつも真摯に耳を傾けてくださる安心感もいただいています…♪

女性鍼灸師による、女性のための診療

写真

「女性鍼灸師に診てもらいたい、女性ならわかってもらえそう」 と、女性特有な疾患や悩みを持っていらっしゃる方、お肌を出すのが
恥ずかしいという方には女性鍼灸師が問診から行い、温灸マッサージと
全ての治療をご希望の方には女性鍼灸師で行っております。
初診の方は予約時に、女性鍼灸師希望の旨をお伝えください。